小話29: 数学ができないとは
今日たまたま、生徒がわからない数学の質問に答えることになりました。
で、いろいろと探ってみると、何ができないのかというと、生徒独自の考え方が数学のルールと異なってそれで、間違った答えに結びついているようでした。
これは、自分としても新しい発見でした。
僕は数学が好きだった人なのでできない人に触れ合うのは貴重な体験でした。
例えば、かけるという、符号が省略されること。これが、わからないようで、確かにそうだな。無意識に理解してたなと思い返しました。
あと、負の記号がどこまで含まれるのか、式全体なのか、項だけなのか。
ここの部分は丁寧に教えないとできない部分なんだなと考えさせられました。
質問終了後、生徒にこう伝えました。
今回やった数学の解き方は大人になっても使うことはないけど、数学の考え方は絶対に役に立ちます。
数字に強くなれば、それだけ、論理的に具体的に説明することができます。
だから、今は数学ができなかったとしても、続けて勉強していきましょう。
というのが、僕からのメッセージです。
数学、好きになって欲しいなと思いました。